婚活と引き寄せとフェミニズム

異性と対等で良好な関係を末永く築くにはどうしたら良いのか思い悩みながら綴りたいです。

「カワイイ」という言葉にモヤモヤするのは何故か考えてみた。

褒められているのに言われるとモヤモヤする言葉について。

「カワイイ」という言葉にモヤモヤする。

褒められているというのは分かっているので、「ありがとうございます」と返すのですが、時々素直に喜べない心の引っ掛かりを感じます。

私と同じように考える女性は他にもいるようで、先日飲み仲間の男性から「可愛いねって、褒めたのに怒られた。わけがわからない」というぼやきを聞きました。

なぜ、「可愛い」と褒められたのに嬉しくないのか、について自分なりに考えてみました。

これはあくまで私の考えです。

1、可愛いという言葉の中にリスペクトの気持ちがこもっていなかったから

2、可愛いのは当たり前なのに、言われると上から目線を感じる

3、そもそも「カワイイ」を目指していない

それぞれについて説明します。



1、可愛いという言葉の中にリスペクトの気持ちがこもっていなかったから

私は身長152 cm と女性の中でも結構低い方です。
そのためよく人から「あゆみは背が低くてかわいいね」という褒められ方をします。

女性から「背が低くて可愛いね」と言われたとき、実はそんなに嫌な気持ちはしません。
本当は165 cm 以上になりたかったのですが、152 cm の身長でこれまで生きてきてしまったので、今ではこの身長を受け入れています。
また先日、女装を趣味とする男の子に「背が低くて羨ましい」と言われました。この時も嫌な気持ちはしませんでした。「ありがとう」と思いました。

ところが、女装をしたことのない男性から「背が低くて可愛いね」って言われると、とてもモヤモヤします。

この違いは何だろうと思いました。

おそらく、女性や女装する男性から「背が低くて可愛い」と言われた時、「可愛い」という言葉に、私に対するリスペクトを感じていたんだと思います。
「あゆみみたいに背が低くて可愛くなりたい。」という憧れの気持ちを感じ取ることができたので、「可愛い」という言葉に素直に喜ぶことができたんだと思います。

男性から、「あゆみは背が低くて可愛いね」と言われても、あまりリスペクトの気持ちを感じ取ることができません。
それは、この男性が「俺もあゆみみたいに背が低く可愛くなりたい」と憧れて言っているのではないと無意識に感じ取るからだと思います。
言い方にもよりますが、おそらく「背の低いあゆみが隣にいることで俺の身長が高く見える」という優越感を感じて言っているのではないかと思い、それがモヤモヤと引っかかったんだと思います。

可愛いという言葉はどのような文脈で誰に言われるか、背景で言われるか、という事に、とても意味を左右されてしまうと思います。

憧れや尊敬の気持ちがこもった言葉はとてもありがたいと感じることができる反面、本来「可愛い」という言葉は、大人が子供に対して使うなど、上下関係がある中で使われる事が多く、使い方が難しいです。


2、可愛いのは当たり前なのに、言われると上から目線を感じる

「可愛い、と褒めたつもりで言ったのに…。」というぼやきをよく聞きます。

話は変わりますが、プロのサッカー選手に対して「サッカーがお上手ですね」と言うのは、褒めていることになるのでしょうか。むしろ失礼に感じる人が多いのではないでしょうか。

一方で、小学校低学年くらいの友達のお子さんとサッカーをして遊んだ際、「サッカーが上手だね」というのは喜ばれると思います。

あなたが監督などのポジションにいない限り、その選手のサッカー技術が上手いのかどうかを判断するのは難しく、そもそも判断する立場では無いと思います。

 

「可愛いですね」という誉め言葉も、これと同じことなのではないかと思うのです。

女性の多くは、自分にとって一番心地良く、魅力的でいられるよう日々様々な努力をしています。
自分自身にとっての、可愛さや美しさを研究し尽くしています。
一人一人が、カワイイのプロフェッショナルなんだと思います。
なので、自分にとっての可愛いを理解していない第三者から勝手にジャッジされるということに不快感を感じるのかなと思います。


3、そもそもカワイイを目指していない

なりたい自分像は、様々あると思います。

「可愛い」と言われるよりも、「カッコイイ」と言われる方が嬉しい人も多いのではないでしょうか。

また、女友達からは「可愛い」と言われたいけど、男友達からは「カッコイイ」って言われたい。

好きな人からは「可愛い」って言われたいけど、何とも思っていない人から「可愛い」と言われても嬉しくない。

というように、時と場合、誰に対して、にもよって、「こういう自分でありたい」というイメージは異なるものではないでしょうか?

私自身は、女友達や女装を趣味とする男性、または好きになった男性から言われる「可愛い」は、魔法の言葉のように自己肯定感を爆上げしてくれるので、言われると嬉しいです。

けれども、基本は周りから「できる」「面白い」「すごい」「カッコイイ」と思われていたいタイプです。

カッコいいと思われたいがために、スポーツを定期的に練習するなど、努力を積み重ねる事も出来ます。

そういう欲に女性も男性も関係ないように感じます。

 

 

「可愛い」という言葉は便利で、時にはとても幸せな気持ちにしてくれる言葉なので、

自分でも無意識に誉め言葉として深く考えずに使ってしまう事があります。

しかし、時と場合、その方との関係性によって、不快感を感じさせてしまう可能性もあるので、気を付けて使いたいと思います。

 

 

 

 

セクシャリティ診断

セクシャリティ分析をしてくれるサービス「anone」で、自分の性や恋愛的指向を確認してみました。

anone: 

anone.me

anoneは、「こころの性」「恋愛的指向」「性的指向」「表現したい性」を60問以上の質問に答えて分析してくれます。

結果は、下記の通りでした。
こころの性:シスジェンダー(体の性とこころの性が一致している。例:女性のからだで、女性の心)
恋愛指向:ヘテロロマンティック(異性に恋をする。)で、デミロマンティック(強い信頼関係で恋に落ちる)
性的指向ヘテロセクシャル(異性に対して性的な欲求を抱く)で、デミセクシャル(強い信頼関係が愛になる)
表現したい性:シスジェンダー(体の性とありたい自分が同じ)


異性に恋する指向を「ヘテロロマンティック」というのですね。初めて知りました。勉強になります。
また、「デミロマンティック」「デミセクシャル」という言葉も初めて聞きました。
「デミセクシュアルは、普段は性的欲求があまりなく、誰かのことを深く深く知った時に初めて性的欲求を覚えるセクシュアリティ」との事。
一目惚れをしない、身体的特徴に引かれる事が無い、というのがとても納得しました。
心当たりある!ある!

他にも色んなセクシャリティの紹介があり、興味深かったです。

リスセクシュアル:愛はあるけど体のつながりを持つのは苦手。
アセクシュアル:愛に体のつながりはいらない。
サピオセクシュアル:知性にひかれる。
ガイネ/アンドロセクシュアル:身体的特徴に惹かれる。(見た目に惹かれる)


サピオセクシャル」という指向も面白いですね。会話が知的で楽しい人が好き、という事でしょうか。
「 会話の中での言葉選びやジョーク、はたまた文章なんかにもグッときてしまう人もいるんです。」と解説がありました。
この気持ち、何だか分かる気がします!!
個人的には、文章や言葉から書いた方のやさしさや気遣いを感じたときにキュンっとなってしまう事があります。

 

自分の指向を知ることも楽しいですし、色々なセクシャリティが存在するのだなぁと感じました。
是非、試してみてください。

自己紹介

私は学生の頃から寮生活をし、社会人になってからもシェアハウスで暮らしたりと、多くの人たちと共同生活をしてきました。幸いなことに大きな人間関係のトラブルもなく、楽しく過ごしてきました。

12歳の頃から他人との共同生活をしてきた人は珍しいかと思います。自分の事を「共同生活のプロ」だと思ってきました。

 

だから、「二人単位の共同生活」である結婚も、私にとっては問題無いだろうと20代の頃は軽く思っていました。

友人やシェアメイトとは割と長く良好な関係を築けるので、特に私のコミュニケーション能力が著しく乏しいというわけではないと思うのです。

友人が「恋人」になった瞬間から関係が徐々に上手くいかなくなる…、という事を何度か経験してきて、これはなんでなんだろう…と、モヤモヤ疑問に思っていました。

 

具体的には、下記2点がモヤモヤの中身です。

 

・男性に本音をしゃべれない。(なので長い時間一緒にいると疲れてしまう。)

・好きな人ができたり、お付き合いを始めると、だんだんと自分に自信がなくなっていく。自己肯定感が低くなる。何となく、毎日が不安な気分でいっぱいになっていく。(恋していないと別に普通なのに。)

 

それでも、男性と良好な関係を築きたいとは思っており、諦めたくない。そんな気持ちを書きたいと思っています。

よろしくお願いします。